調査結果発表:第1回 「令和の夫婦仲実態」調査(リスモン調べ)

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調査結果発表:第1回 「令和の夫婦仲実態」調査(リスモン調べ)

リスクモンスター株式会社
データ工場

 

厚生労働省発表の令和元年度人口動態調査によると、国内の婚姻率(人口千対)は、4.8人となり、令和婚ブームの影響で7年ぶりの増加となった。

今回リスクモンスターが独自に行った第1回「令和の夫婦仲実態」調査(2月5日~2月8日実施)では、500人からの回答が得られた。

現在の夫婦仲についてどのように感じているか調査したところ、「仲が良い」が9割を占め、多くの人が「夫婦仲は良好である」と感じていることが分かった。

年代別・結婚年数別の調査では、若年層や結婚年数が短いほど「仲が良い」と感じており、結婚生活を続けていくうちに、徐々に仲の良さが薄れていく様子がうかがえる。一方、60代以上や結婚年数30年超では、夫婦仲が再び回復しており、長年連れ添うことで仲が再び良くなる夫婦が多いと推察される。

1週間のうち、夫婦が一緒に夕食を食べる回数別の調査では、週1回以上一緒に夕食を取る夫婦(回答率87.5%)と、全く一緒に夕食を取らない夫婦(同31.0%)で夫婦仲に大きな差がみられた。

夫婦喧嘩別の調査では、喧嘩を「頻繁にする」(同59.0%)と「たまにする」(同90.5%)夫婦に「仲が良い」が大きな差があり、夫婦喧嘩をたまにする程度であれば夫婦仲に大きな影響はないものの、頻繁にするようになると悪化につながる様子がうかがえる。

本調査からは、9割の夫婦が「仲が良い」と感じていることが明らかとなった。一方で、仲が悪い夫婦は、「夕食を全く一緒に取らない」、「喧嘩を頻繁にする」傾向があることから、良好な夫婦仲を維持するには、コミュニケーションが重要であると言えよう。

今回、ほとんどの夫婦は仲が良いとの結果となったが、結婚年数を重ねると徐々に仲の良さが薄れる傾向もみられていることから、これからも互いを気遣って良いコミュニケーションを取り、長く夫婦仲の良さを維持してもらいたい。

 

アンケート回答者の属性

 

 

[Q1]あなたは夫婦仲が良いと感じていますか?

夫婦仲について調査したところ、「仲が良い」(回答率88.8%)が、「仲が悪い」(同11.2%)を大きく上回り、約9割の夫婦は「仲が良い」と感じていることが分かった。

「仲が良い」の回答率は、男女別では、男性(同90.4%)の方が女性(同87.2%)よりもやや高い結果となり、年代別では、20代(同95.0%)、30代(同91.0%)、60代(同89.0%)の順で高く、40代(85.0%)と50代(同84.0%)ではやや低い結果となった。(図表A)

 



 

[Q2]夫婦仲調査 / 結婚年数別

結婚年数別に夫婦仲を調査したところ、「仲が良い」は、「5年未満」(回答率94.7%)が最も多く、次いで「5年以上10年未満」(同92.8.%)、「10年以上20年未満」(同88.1%)と続いた。

結婚年数20年未満においては、結婚年数が短いほど夫婦仲が良い傾向が表れており、「20年以上30年未満」で一旦悪化が見られるが、30年以上になると再び夫婦仲が良くなる傾向が表れている。(図表B)



 

 

[Q3]夫婦仲調査 / 夫婦の働き方別

夫婦の働き方別に夫婦仲について調査したところ、「仲が良い」は、「片働き(どちらかが専業主婦・主夫)」(回答率92.5%)が最も多く、次いで「共働き」(同87.6%)、「どちらも働いていない」(同84.2%)と続いた。「共働き」よりも「片働き(どちらかが専業主婦・主夫)」の方が仲が良く、「どちらも働いていない」夫婦が最も「仲が悪い」結果となった。(図表C)

 


 

 

[Q4]夫婦仲調査 / 夕食回数別

夫婦で夕食を取る回数別に夫婦仲を調査したところ、「仲が良い」は、「毎日食べる」(回答率93.1%)が最多となり、以下、「週に2~3回は食べる」(同88.0%)、「週に1回は食べる」(同87.5%)、「食べない」(同31.0%)の順となった。

毎日夕食を一緒に食べると回答した人の9割超が夫婦の「仲が良い」と回答したのに対し、一緒に夕食を「食べない」人においては、3割程度に留まっており、一緒に夕食を取る回数と夫婦仲の良さは比例する結果となった。特に週1回は一緒に夕食を取る夫婦と、全く一緒に夕食を取らない夫婦では、「仲が良い」の回答に56.5ポイントの大きな差が生じている。(図表D)

 


 

 

[Q5]夫婦仲調査 / 夫婦喧嘩頻度別

夫婦喧嘩の頻度別に夫婦仲を調査したところ、「仲が良い」は、夫婦喧嘩を「めったにしない」(回答率94.2%)が最も多く、次いで「したことがない」(同 90.7%)、「たまにする」(同90.5%)、「毎日する」(同63.7%)、「頻繁にする」(同59.0%)と続いた。

「たまにする」と「頻繁にする」の「仲が良い」の回答率に31.5ポイントの差が見られており、頻繁な喧嘩は、夫婦仲の悪化につながることが表れている。(図表E)

 


 

 

■リスモン調べ動画

今回発表の調査結果について、「令和の夫婦仲実態調査」動画を作成しました。2人のコメンテーターの掛け合いによる解説をお楽しみいただけます。
掲載サイトよりご覧ください!https:/https://youtu.be/asF36Aem9LA

 

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