与信情報分析のスペシャリストへの道③【リスクモンスター】

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与信情報分析のスペシャリストへの道③【リスクモンスター】

 

            リスクモンスター株式会社 メルマガ事務局

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     りすもん与信管理講座

          「リスモン独自の機能紹介 (第3回)~RMスパイラル」

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今月は4回にわたり、他社にはないリスモン独自の機能をご紹介します。

 与信管理で企業の分析を行う際は、調査対象となる会社そのものについての情報はもちろん、

その会社を取り巻く関係先にも注意すべきです。特に仕入先・販売先・グループ会社が与信に与える

影響は大きく、「取引先が倒産したから連鎖倒産した」などという事象も少なくありません。

 企業データに記載される仕入先・販売先・グループ会社は「当該企業からの申告」

がベースになっていますが、当然すべての情報を開示しているわけではなく、対象先にとって

都合のよい情報のみが掲載されている可能性もあります。

第3回は、仕入先・販売先・グループ会社の情報の確認方法に着目し講義を進めながら、

簡単に当該情報を確認できるリスモンならではのツールである「スパイラル」をご紹介いたします。

・仕入先

 企業経営にとって、「仕入先が安定していること」は重要です。その会社の商品や原材料の供給が

安定して継続されるかどうかは、仕入先からの供給に大きく依存します。

継続して取引が続いている主要仕入先とは相当程度の金額の取引が行われていると想定できます。

つまり、調査対象となる会社はその仕入先から「与信取引をしても問題ない会社」だと評価されている

わけです。安定した優良仕入先をもっているということは、それだけ信用される会社である可能性が

高まるということにもなります。

逆に、主要仕入先に倒産しそうな企業などが掲載されている場合は、商品や原材料など

の安定的な調達が期待できず、仕入先の有事の際は、営業活動がストップしてしまう事態も

考えられます。

・販売先

 販売先が倒産すると焦付きが発生する可能性があります。販売先に対して与信リスクを抱えているのです。

仮に主要販売先が倒産したとしましょう。主要販売先ともなれば取引金額も大きく、有する債権も高額に

上る可能性が高くなります。焦付きで生じた資金の穴を埋められないような場合には、最悪連鎖倒産する

可能性もあります。

 また、主要販売先の履歴の中に倒産企業が含まれている場合には、貸倒れが発生している可能性を

探ります。その企業の倒産時期に利益額が少なくなっている場合は貸倒れを償却している可能性を示し、

逆にその兆候が見られない場合には不良債権を内包している可能性があります。

 主要販売先が信用力の低い企業中心へとシフトしている場合は、売上を確保することに必死になるあまり、

しっかりとした与信管理を行っていない可能性もあり、注意が必要です。

・グループ会社

 グループ会社とは「資本的・人的に関連がある企業」を指します。取引先以上に密接な関係があるので、

よりダイレクトに与信に関して影響をうける可能性があります。よってグループ会社を有している取引先に

ついては、単体の評価に加え、グループ会社の信用力を加味した判断が必要になります。

取引をしたい会社の決算に少し不安があるけれども、親会社の信用力が高いので取引OKにしようという

プラス評価にも用いることができます。もちろんリスクモンスターでも、グループの信用力を加味し格付を

補正しています。

以上のように、仕入先・販売先・グループ会社は着目すべき重要ポイントですが、

なかなか自社で集めるのが難しい情報であると言えます。

「仕入先が危ないとわかっていたら回避していたのに...」という事態を事前に防ぐため

必ずチェック項目に加えましょう!

以下はリスモン独自の機能である「RMスパイラル」のご案内です。

260万件の企業データベースから「企業名」をキーワードに逆引き検索を行い、それらを紐付する機能です。

具体的な例をあげると、取引先を「販売先」として申告している企業は、取引先からみると「仕入先」になり、

仕入先スパイラルとしてヒットします。

簡単に取引先の仕入先・販売先を調べることができるので、商流分析や、販売先や系列企業に

信用不安のある企業がないかを調べる際に効果を発揮する機能です。

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今回ご紹介したプレイバックモンスターは「e-与信ナビ」の機能です。

http://www.riskmonster.co.jp/service/e-yoshin/

サンプルはこちら

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