調査結果発表：リスモン調べ～　第3回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」調査結果を発表

　与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社（以下リスモン、本社：東京都千代田区、http://www.riskmonster.co.jp/）は、第３回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」調査を発表いたしました。

１．実施概要

・調査名称 ： 第３回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」
・調査方法 ： インターネット調査
・調査エリア ： 全国
・調査対象企業 ： 年間売上2,500億円以上、従業員数5,000人以上の企業200社を抽出
・調査期間 ： 2013年10月26日（土）～10月27日（日）
・調査対象者 ： 20～59歳の有職者男女個人（800サンプル）

２．調査結果

［１］ 　「この企業に勤める人と結婚したいランキング」／ランキング結果

　「この企業に勤める人と結婚したいランキング」のランキング１位は「トヨタ自動車」（回答率10.3％）となりました。次いで「全日本空輸（ＡＮＡ）」が２位（同6.8％）、「サントリー」が３位（同5.4％）となっております。以下、４位「三菱商事」（同5.3％）、５位「三菱東京ＵＦＪ銀行」（同4.9％）、６位「本田技研工業（ホンダ）」（同4.6％）、７位「タニタ」（同4.3％）、８位「アップル（Ａｐｐｌｅ）」（同4.1％）、９位「伊藤忠商事」（同4.0％）、10位「グーグル（Ｇｏｏｇｌｅ）」（同3.8％）と続いております。（図表Ａ）

　業種としては、製造業が７社（トヨタ自動車、サントリー、本田技研工業（ホンダ）、タニタ、ソニー、味の素、キリンビール）と最も多く、その他交通インフラ系４社（全日本空輸（ＡＮＡ）、日本航空（ＪＡＬ）、東日本旅客鉄道（ＪＲ東日本）、東海旅客鉄道（ＪＲ東海）、総合商社４社（三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事）でトップ20のうち半数近くを占める結果となりました。

［２］ 　「この企業に勤める人と結婚したいランキング」／男女比較

　結婚相手の勤め先として望む会社を男女別に集計したところ、男性が結婚相手の女性に望む勤務先としてのランキング１位は「トヨタ自動車」（回答率8.3％）であった。次いで「ワコール」が２位（同5.5％）、「全日本空輸（ＡＮＡ）」「三菱東京ＵＦＪ銀行」が３位（同5.3％）、「本田技研工業（ホンダ）」が５位（同4.3％）となりました。（図表Ｂ）

　これに対して、女性が結婚相手の男性に望む勤務先としてのランキング１位は「トヨタ自動車」（回答率12.3％）となっております。次いで「全日本空輸（ＡＮＡ）」が２位（同8.3％）、「三菱商事」が３位（同7.8％）となり、以下、４位「サントリー」（同7.3％）、５位「タニタ」（同5.8％）と続く結果となりました。（図表Ｃ）

　全体でのランキングトップであった「トヨタ自動車」、２位の「全日本空輸（ＡＮＡ）」は、男女ともに高い人気を有していることが特徴として見られましたが、３位以下については、男女で異なる傾向が見られました。

［３］ 　「この企業に勤める人と結婚したいランキング」／前回との比較

　第２回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」の結果と比較したところ、上位企業のうち「トヨタ自動車」（前回12位）、「サントリー」（前回10位）、「三菱商事」（前回６位）、「三菱東京ＵＦＪ銀行」（前回９位）など半数以上の13社が前回からランクアップしました。
　中でも、総合商社４社（三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事）は、いずれもランクアップしており、円高基調から円安に転換したことなどによる業績の回復が好評価の材料となり得た可能性も考えられます。また、前回ランキング１位であった任天堂が今回ランキングでは50位に下落している点でも業界や企業の状況を踏まえた結果が表れているといえます。（図表Ｄ）

［４］ 　「この企業に勤める人と結婚したいランキング」／平均年収との比較

　「この企業に勤める人と結婚したいランキング」の上位ランキング企業における平均年収を調査したところ、700万円～1,400万円と乖離があることが判明しました。日本における平均年収が約400万円であることを考慮すれば、平均年収700万円以上は上位に位置するといえます。しかし、平均年収1,000万円超の総合商社よりも、平均年収700万円台の「トヨタ自動車」「全日本空輸（ＡＮＡ）」が上位にいる点からは、結婚相手に求める条件が、必ずしも収入に左右されるわけではないということがこの結果から読み取ることができます。（図表Ｅ）

［５］ 　「この企業に勤める人と結婚したいランキング」／重視するイメージ

　結婚相手の勤める企業についての重視するイメージは「安定している」「給料がよい」「社員を大切にしている」「福利厚生が充実」「将来性がある」「堅実的」「土日が休み」が上位となりました。
　「安定している」「給料がよい」「社員を大切にしている」は前回に引き続き上位として挙がっており、「国内転勤が少ない」「海外転勤が少ない」「世界的に活躍している」といった地域的な勤務環境に関するイメージは、前回同様に重視されにくい結果となっております。
　男女別の結果においても、重視するイメージの優先順位に大差はないものの、男性よりも女性のほうが、「安定している」「給料がよい」「福利厚生が充実」といった生活に直結する項目に回答が集中している傾向が見受けられました。（図表Ｆ）

３．総評

　今回で３回目の実施となった「この企業に勤める人と結婚したいランキング」調査においては、過去の２回の結果と比較してみれば、昨今の景気情勢や企業の動向を反映した結果になっていると考えられます。
　結婚相手に求める勤務先とは、すなわち、自らとほぼ一生涯において密接に関係する企業のことです。その観点では、[５]で述べたように、安定性や高収入、待遇が重視される傾向にあることは当然と言え、そのような条件を兼ね備えている企業にこそ優秀な人材が集まるといえます。
　そのような意味では、「この企業に勤める人と結婚したいランキング」の上位にランクインしている企業については、優秀な人材を有し、日本経済を牽引していく企業として、国民から大きな期待を寄せられていることを認識し、事業運営していくことを願います。