第22回「格付ロジック改定によるRM格付変動の影響」調査 ~格付変動は約9.7万件、格下げ企業数が上回る~

第22回「格付ロジック改定によるRM格付変動の影響」調査
~格付変動は約9.7万件、格下げ企業数が上回る~

 

法人会員向けに与信管理クラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本太一、以下リスモン)は、2026年6月に実施した格付ロジック改定に伴うRM格付変動状況を集計し、その結果を発表いたしました。

 

「格付ロジック改定によるRM格付変動の影響」調査サマリー

 

●2026年6月に実施した「格付ロジック改定」により、格付が変動した企業は97,434件(全体の5.7%)となりました。格上げ30,669件に対し、格下げ66,765件となり、格下げ企業数が上回る結果となっています。

●地域別では、全地域でA格企業とF格企業が増加し、C格企業が減少する傾向に。高格付(A~C格)の増加は「北海道・東北」(+136件)が最多、低格付(E・F格)の増加は「関東」(+5,168件)が最多となりました。

●業種別では、高格付(A~C格)は増加6業種・減少12業種、低格付(E・F格)は増加7業種・減少11業種。高格付増加の最多は「卸売業・小売業」(+266件)、低格付増加の最多は「医療・福祉」(+531件)となりました。

 

※ 本編はダイジェスト版です。詳細な内容は、以下掲載サイトよりご覧いただけます。
https://www.riskmonster.co.jp/study/research/

 

調査概要

・調査名称 : 第22回「格付ロジック改定によるRM格付変動の影響」調査
・調査方法 : RM格付の遷移状況調査
・遷移調査時点 : 2026年6月29日(月)
・調査対象企業 : 2026年6月29日時点でRM格付がA~F格である1,701,665社

 

■RM格付とは

 リスモンでは、企業の信用力をA、B、C、D、E、Fの6段階に格付けしています。この格付は、倒産実績に裏付けられた独自指標(RM格付)で、A格の企業は倒産確率が低く倒産しにくい企業、F格の企業は倒産確率が高く倒産に近い企業といえます。
RM格付は、570万社超の企業データを対象に統計的手法を用いて倒産確率を算出し、定期的に企業データや倒産データの解析・分析を行っています。さらに、毎日収集する特種情報を基にアナリストが格付補正を実施しており、最新の信用力評価を提供できる点が特長です。
 RM格付を利用することで、取引先の「今」の信用力を的確に把握し、適切なタイミングでリスク対策を講じることが可能になります。

 

 

調査結果

(1)格付変動は97,434件、格下げ企業数が格上げ企業数を上回る結果に

2026年6月に実施した「格付ロジック改定」により、RM格付の分布は、A~C格216,990件(構成比12.8%)、D格192,759件(同11.3%)、E・F格1,291,916件(同75.9%)となりました。(図表A)
改定前(2026年5月)と改定後(6月)を比較したところ、格付が変動した企業は97,434件(同 5.7%)となりました。


今回の改定によって低格付企業の再評価が実施され、「D格からE・F格への格下げ」および「E格からF格への格下げ」が合わせて約5万件生じています。これにより、格付変動企業のうち、格上げが30,669件、格下げが66,765件となり、格下げ企業数が格上げ企業数を上回る結果となりました。(図表B)

 

(2)高格付企業の増加最多は「卸売業・小売業」、低格付企業増加最多は「医療・福祉」

地域別の格付遷移状況を調査したところ、全ての地域において、A格企業とF格企業が増加し、C格企業が減少する傾向が見られました。高格付(A~C格)企業の増加は「北海道・東北」(136件)が最多、低格付(E・F格)企業の増加は「関東」(5,168件)で最多となりました。(図表C)

 


業種別の格付遷移状況を調査したところ、高格付(A~C格)企業は増加6業種・減少12業種、低格付(E・F格)企業は増加7業種・減少11業種となりました。そのうち、高格付(A~C格)企業の増加は「卸売業・小売業」(266件)が最多となった一方で、低格付(E・F格)企業の増加は「医療・福祉」(531件)が最多となりました。(図表D)

 

※件数が表示されていない業種については、リスモンホームページより本調査結果の参考データを参照してください。

 

総評

現在の日本経済においては、人手不足や物価上昇の長期化を背景に企業倒産件数が高水準で推移している中、中東情勢の影響による原油・ナフサ価格の高騰など企業活動へのリスク要因によって、引き続き警戒が必要な状況です。また、金利上昇局面において、金融機関による企業への融資姿勢は「貸出量の増加」から「融資先の選別」に変化の兆しが見られ、金融機関ごとに支援体制の差が生じることが予想されます。

こうした状況を踏まえて、2026年6月実施の格付ロジック改定では、倒産の傾向を左右する経済動向を踏まえて格付ロジックを調整するとともに、主力取引銀行や所在地変遷等に対する分析を強化し、RM格付の精度向上につなげています。
与信審査のプロであるアナリストの精緻な分析と、AIによる膨大なデータ解析による倒産傾向分析結果を組み合わせ、企業の倒産リスクを多角的かつ客観的に把握し、評価ロジックに反映することで、RM格付は創業以来高い倒産判別力を維持しています。

今後も定期的な格付ロジック改定を実施し、経済環境に適応した分析手法を取り入れることで、倒産判別精度の更なる向上を目指し、会員企業への安全な取引拡大を支援し、日本経済の活性化へ貢献してまいります。

 

リスモン情報

リスモン調べとは

リスモンが独自に調査するレポートのことです。これまでリスモンでは企業活動関連の調査として他にも「100年後も生き残ると思う日本企業調査」「環境への配慮が感じられる企業調査」や「この企業に勤める人と結婚したいアンケート調査」などを発表しており、今後も「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでいます。
掲載サイトはこちら https://www.riskmonster.co.jp/rm-research/

リスクモンスター株式会社について

リスクモンスターは、法人向けに与信管理クラウドサービスを提供し、与信管理・反社チェックなど企業間取引のリスク管理を支援しています。国内最大級の企業データベース(約570万社)と独自指標、AI、専門アナリストの知見により、取引開始時の判断から継続モニタリング、定期的な見直しまでをサポート。企業情報を「集めて渡す」だけで終わりにせず、業務フローに組み込む運用設計・伴走支援で、リスク管理が現場で回り続ける仕組みづくりを後押しします。
グループ会員数は、2026年3月末時点で15,042(内、与信管理サービス等8,445、ビジネスポータルサイト等3,015、教育事業等3,085、その他497)。
ホームページ https://www.riskmonster.co.jp/

本件に関するお問合せ先

リスクモンスター株式会社 カスタマーセンター 広報担当
〒103-0027 東京都中央区日本橋2-16-5 RMGビル
TEL:03-6214-0354 e-mail:press@riskmonster.co.jp

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